上越文化会館で開かれた保倉川放水路建設促進期成同盟会
上越文化会館で開かれた保倉川放水路建設促進期成同盟会

 新潟県上越市や保倉川流域地区の町内会長協議会などでつくる「保倉川放水路建設促進期成同盟会」(会長・中川幹太上越市長)は7月8日、上越文化会館で2024年度定期総会を開き、流域の抜本的な治水対策と位置付ける放水路整備の早期事業化に向け、引き続き運動を強化することを確認した。

 保倉川が関川と合流する下流域は住宅や工場などが集積する低地のため、度々大きな水害に見舞われた。国は1995年の7・11水害を機に、放水路建設を計画している。

 放水路整備を巡っては、具体的なルートが昨年12月に公表されるなど進展があった一方、能登半島地震で関川に津波が遡上(そじょう)したため、放水路流域の津波対策を含めた災害...

残り195文字(全文:495文字)