
テンペラ技法を用いて異国の情景を描いた作品を解説する近藤充さん=弥彦村弥彦
顔料に卵を混ぜたテンペラ技法を用いる画家、近藤充さん(60)=新潟市北区=の作品展が、新潟県弥彦村の弥彦の丘美術館で開かれている。サブタイトルを「追想の旅」とし、これまで旅した異国の情景を、セピア色の世界観で表現している。
近藤さんは県美術家連盟常務理事を務める。つや具合をほどよく出すため、テンペラに加え、岩絵の具とアクリル樹脂を用いる。新潟大学教育学部美術科在学中に、弥彦村出身で村初の名誉村民となった...
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