
佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」の撮影スポット近くに設置された案内地図=7月17日、佐渡市相川地区
「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産登録を見据え、坑道などを公開する観光施設「史跡佐渡金山」(新潟県佐渡市下相川)が施設内外の看板のリニューアルに着手した。迷いやすい場所には大型の地図を新設し、説明には英語表記を追加。大小約100枚の大がかりな更新で、観光客の満足度アップと安全確保につなげたい考えだ。
史跡佐渡金山は島内を代表する観光スポットで、2023年度には14万人以上が訪れた。世界遺産登録が実現すれば、さらなる増加も見込まれる。これまでも随時看板の付け替えをしてきたが、今回は大規模な更新になる。
7月17日には、金山のシンボル「道遊の割戸」の撮影スポットで知られる高任(たかとう)公園...
残り330文字(全文:630文字)