
第三セクター・紫雲寺記念館が運営していた紫雲の郷=4月1日、新発田市藤塚浜
新潟県新発田市の温浴施設・紫雲の郷の指定管理業務を長年担い、4月に自己破産手続きを始めた第三セクター「紫雲寺記念館」の第1回債権者集会が17日、地裁新発田支部であった。出席者によると、破産管財人からは、現時点での資産の残高は約1400万円で、さらに増やせるか努力する旨の説明があったという。
非公開で開かれた集会には、債権者10人ほどが出席。破産管財人が破産に至った経緯を改めて説明した。
出席者によると、資産は最大限に増やす努力を続けるものの、手続き上の経費などで目減りする部分もあるため、債権者への配当があるかどうかの説明はなかった。経営陣への責任追及の可能性について、破産管財人は「今回のケー...
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