
新潟リハビリテーション大学(新潟県村上市)は7月22日、2025年度入学者のための入試から、県内児童養護施設の入所者を対象とした推薦入試を実施すると発表した。経済面で進学を断念するケースもある施設入所者を支える狙いで、授業料などを4年間免除する。大学や県児童養護施設協議会などによると、新潟県内の大学や専門学校で同様の取り組みは初で、全国的にも珍しい。
推薦試験の対象は、双葉寮(長岡市)、若竹寮(上越市)、新潟天使園(新潟市西区)、若草寮(新潟市北区)、聖母愛児園(見附市)の県内全5施設の入所者で、高校卒業見込みか卒業後2年以内の人。募集は若干名。
合格すると28万円の入学金や年間最大95万円...
残り160文字(全文:460文字)