
創立30年を迎えた新潟工科大(新潟県柏崎市藤橋)が、2025年春入試で“入試改革”に踏み切る。工科大は入学者が定員に満たない状況が続いており、2025年春入試では年内に合格が決まる総合型選抜(旧AO入試)に、全国初となる企業連携型の制度など3区分を設けるほか、23年度新設した女子枠を増枠する。多様な受験スタイルを用意し、門戸を広げて学生の確保を狙う。
工科大の入学者数は、定員が現行の200人となった2015年度以降、定員を満たしたのは20年度のみで、24年度は118人と初めて定員充足率が6割を切った=グラフ参照=。
こうした現状や「一般入試よりも先に合格を決めたい」という受験生のニーズを踏ま...
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