
フェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得し、写真に納まる江村美咲(左端)ら=パリ(共同)
パリオリンピック(五輪)が7月26日に開幕しました。8月11日までの開催期間中、パリ五輪を取材する新潟日報社の記者2人が、新潟県ゆかりの選手の熱戦の裏側や、現地の表情を伝えます。
フェンシング会場となったのが、1900年のパリ万博の展覧会場だったグラン・パレ。銀メダルを獲得した男子エペ団体の古俣聖選手(本間組・新潟市西区出身)の取材のために訪れた。宮殿のような造形美に感激しながら、強烈な印象として残ったのが、フランス国民の熱気だった。
耳をつんざく大声援。地鳴りのような足の音。フランスの得点のたびに起こる爆音に、選手ではない私も動揺させられた。
日本とハン...
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