新潟産大付の先発・宮田塁翔(左)と2番手で登板した田中拓朗=甲子園
新潟産大付の先発・宮田塁翔(左)と2番手で登板した田中拓朗=甲子園
花咲徳栄-新潟産大付 5回を1失点に抑えた新潟産大付の先発宮田塁翔=甲子園
新潟産大付の2番手で登板し、4回を無失点に抑えた田中拓朗=甲子園
2回、先制点を奪われ、マウンドで話す先発の宮田塁翔(右)投手と堀田温斗捕手=甲子園

 [新潟産大付2-1花咲徳栄]ライバルであり親友である2投手が、逆転勝利を呼び込んだ。先発した主戦の宮田塁翔は「最少失点で田中(拓朗)につなげることができて良かった」と満面の笑みで語った。

 ボールが先行し、二回には犠飛で先制を許した。それでも宮田は「きっと点を取り返してくれる」と野手を信じ、ミットを目がけて投げ込んだ。

 味方の好守も宮田を助けた。初回、花咲徳栄の先頭打者が放った鋭いライナーを一塁手川口陽大が好捕。「こいつらが仲間で本当に良かった。絶対に自分が抑えなきゃいけない」。宮田は粘りの投球を続け、5回を無四球1失点で切り抜けた。

 田中拓朗が後を託された。1年生のときから互いを認め合い、鍛...

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