
6回2死三塁、千野虹輝が適時二塁打を放ち1-1と追いつく=甲子園
[新潟産大付2-1花咲徳栄]鍛え上げてきた攻守と機動力野球で、新潟県勢令和初勝利をつかんだ。初出場の新潟産大付が、甲子園優勝経験もある強豪・花咲徳栄(埼玉)から大金星を手にした。吉野公浩監督は「夢の中にいるよう。最高の展開だった」と余韻に浸った。
相手は新チーム発足後、強豪ひしめく埼玉県内で負けなし。プロ注目の強打者も擁する実力校だが、ナインに気負いはなかった。
地道な練習で鍛えた守備は無失策と隙を見せなかった。主将の平野翔太は「しっかり守って切り抜ける、自分たちのスタイルを貫けた」と胸を張った。
140キロ台後半の直球が武器の相手エースには、低く鋭い打球を意識。出塁すれば、盗塁やエンドラン...
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