[インターハイ8月10日]リングを降りると止めどなく涙を流した。ウエルター級で、全国高校選抜王者の増田龍杜(開志学園)は、初戦の2回戦で敗退。「(王者の)プレッシャーを感じずにやれと言われていたが、やっぱり感じてしまった」と声を詰まらせた。
「緊張で足が動かなかった」。相手に押される場面が多く、2回には次々とパンチをもらってダウン。「結構焦った」。立て直せないまま、攻め込まれてRSC負けした。
新潟県燕市出身の3年生。2023年春、開志学園に転学し、ボクシングを始めた。それまで在学した帝京長岡では、バスケットボール部に所属。そこで鍛えた俊敏なフットワークを武器に、24年3月の全国高校選抜では...
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