米田徹糸魚川市長(左)に財政支援などの緊急要望書を手渡した山岸文範院長(左から2人目)=8月14日、糸魚川市役所
米田徹糸魚川市長(左)に財政支援などの緊急要望書を手渡した山岸文範院長(左から2人目)=8月14日、糸魚川市役所

 糸魚川総合病院を含む新潟県内で11病院を運営し、経営危機に陥っているJA新潟県厚生連(新潟市中央区)の関係者らが8月14日、糸魚川市の米田徹市長を訪問し、地域医療体制の維持に関する緊急要望を行った。病院存続に向け、さらなる財政支援などを求めた。

 糸魚川市役所を訪れたのは、糸魚川病院の山岸文範院長や、JA県厚生連の本田浩之・代表理事常務ら4人。面会は冒頭を除き非公開だった。

 県厚生連は7月10日、2025年度には資本金が枯渇し、債務超過に陥る恐れがあると公表。経営改革方針として、自治体への財政支援の要請や、病床機能と規模の適正化などを挙げている。

 終了後の取材に対し、山岸院長は「地域医療維持の...

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