帰省し、今後の大会に向け抱負を語る篠侑磨さん(右)と宗磨さん兄弟。侑磨さんは2024年に開かれた複数の大会で優勝した=新潟市中央区
帰省し、今後の大会に向け抱負を語る篠侑磨さん(右)と宗磨さん兄弟。侑磨さんは2024年に開かれた複数の大会で優勝した=新潟市中央区

 新潟市中央区出身で石川県に進学した金沢学院大2年の篠侑磨(ゆうま)さん(19)と、金沢学院大付属高3年の宗磨(そうま)さん(18)の兄弟が相撲の稽古に励んでいる。部の中心としてそれぞれ活躍し、2024年秋の国民スポーツ大会には能登半島地震の被災地石川県の代表としてメンバー入りした。2人は「自宅が被害を受けた仲間もいる。被災地を勇気づける活躍をしたい」と精進している。

 2人は相撲に打ち込める環境を求めて中学校から金沢市内の学校に進学し、寮生活を送る。侑磨さんは6月の西日本学生選手権を制するなど今年行われた複数の大会で優勝し、秋の全国学生選手権での頂点を目指す。宗磨さんは2024年春、膝の大けが...

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