定例会見で続投を表明する上越市の中川幹太市長＝８月２３日、上越市役所
新潟県上越市の中川幹太市長が高卒者に対する不適切な発言をした問題で、発言で市民が名誉を傷つけられたとして、上越市の元市議（８０）が、中川市長に１０００円の損害賠償を求めて新潟地裁に提訴した。
訴状などによると、中川市長が６月、市議会一般質問で答弁した「工場では高校卒業程度のレベルの人が働いている。企業誘致で頭のいい人だけが来るわけではない」との発言は、市民の心に傷を与えたなどと主張している。
元市議は訴えの趣旨について「多額の賠償金が欲しいのではなく、市民を代表して発言の是非について裁判所の判断を求めるものだ」と話している。
中川市長は市秘書課を通じて...
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