高卒者に対する不適切な発言をして市議会から辞職勧告を受けた新潟県上越市の中川幹太市長は8月23日、定例記者会見で辞職しないと表明した。「職責を全うする」と重ねて強調した上で、事態の責任を取るため、政治から退いた段階で、市議会に提案して否決された「減給5カ月分」(計473万6千円)に相当する額を市に寄付するとした。

 中川市長は「厳しい意見もあるが、期待や励まし、市政の継続を望む言葉を直接かけてもらった。1カ月間自問自答し、期待に少しでも応えたいという思いが日増しに強くなった」と説明した。

 辞職して出直し選挙への出馬を考えたとも述べたが...

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