
新潟県長岡市の書家、石丸雨虹さん(89)が常任顧問を務める雨虹書道会の「太陽の書展」が8月30日、アオーレ長岡で始まった。会員が自ら選んだ言葉を自由な筆遣いで表した力作が並んでいる。
36回目の今年は、133点を展示する。「ありがとう」「愛」などの言葉をしたためた半紙を、色とりどりの掛け軸に貼っており、十人十色の個性がうかがえる。
児童や学生会員が出展する「学生の書展」も同時開催しており、石丸さんが69作品全てに講評を記している。
長岡市内で雨虹会の書道教室を開く女性(78)は「教え子の作品から上達を感じる。今年は明るい言葉が多く、書き手の人となりが出ている」と話した。
9月1日まで。入場無...
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