小水力発電の候補地、中江幹線用水路を見学する高田高の生徒たち=上越市板倉区
小水力発電の候補地、中江幹線用水路を見学する高田高の生徒たち=上越市板倉区

 農業用水を使った小水力発電について学んでいる新潟県上越市の高田高校2年生4人が、上越市板倉区にある中江幹線用水路の設置候補地を見学した。天候に左右されない半面、費用面に課題があると、用水路を管理する関川水系土地改良区の職員から教わり、メリット、デメリットを考えた。

 中江幹線用水路は約10年前、国の導入検討地になったが、採算のめどが立たないとして、具体的な導入の動きは始まっていない。

 高田高2年生は「探究」の授業で社会的課題についてグループ学習。小水力発電をテーマにしている5人のうち4人が8月21日、関川土改担当者の案内で現地を見学した。

 担当者は「自然エネルギーの中でも太陽光や風力よりも天候...

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