
来夏の参院選新潟選挙区の候補者について話し合った自民県連の選挙対策委員会=9月14日、新潟市中央区
2025年夏の参院選新潟選挙区(改選数1)に向けて、自民党県連が行った候補者公募は9月14日、元競泳選手でシドニー五輪銀メダリストの中村真衣氏(45)の内定で決着した。中村氏と争っていた県連会長の佐藤信秋参院議員(76)が13日に応募の撤回を表明。2人の支援を巡って県連内の亀裂は深刻になっていたが、決定的な分裂は免れた。ただ、しこりが残るのは確実。早期の衆院解散が有力視される中、党内の結束が揺らいでいる。
9月13日夕、自民県連の事務局宛てに佐藤氏からファクスが届いた。「応募を撤回する。県連会長の使命を果たすため、良い体制を組むことに専念する」。一報を聞いた関係者は「これでまとまれる」と胸を...
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