持続可能な農業モデルを目指すエヌサイクルのメンバー=アオーレ長岡
持続可能な農業モデルを目指すエヌサイクルのメンバー=アオーレ長岡

 新潟県長岡市内の企業を中心とした産学官連携プロジェクト「N.CYCLE(エヌサイクル)」は、資源循環やカーボンクレジットを推進し、米の生産者の収益向上に取り組むと発表した。気候変動の中で、環境に配慮した米の産地としてイメージアップを図り、ファン拡大につなげる。関係者は「持続可能な農業モデルをつくりたい」と意気込んでいる。

 エヌサイクルは、生産者の収益低下による離農、耕作面積減少を社会課題と捉え、2021年に始動した。米菓製造の岩塚製菓や肥料製造のホーネンアグリ、JAえちご中越などが参加。米菓製造で生じる米の削りかすや、もみ殻燻炭(くんたん)を使ったバイオ堆肥ペレットを開発するなどしてきた。

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