
バッグやクッションカバーなど、さまざまな作品が展示されている裂き織り展=佐渡市新穂瓜生屋
新潟県佐渡市の伝統技能「裂き織り」の作品展が、佐渡市新穂瓜生屋の新穂歴史民俗資料館で開かれている。島内外の愛好家が手がけたバッグやクッションカバーなど、約130点が展示されている。
裂き織りは江戸時代初期に普及したとされ、不要になった着物や布団の布を細く裂き、織機で織って作る。新穂地区には住民によるサークルがあり、布を持ち寄って作品作りに励んだり、体験教室を開いたりしている。展示会には島外在住者の作品もあるほか、総合学習で裂き織りを体験した、新穂中1年生の作品も並んでいる。
サークルで作品作りを続けているメンバー(70)は「織ってみないとどんなふうに仕上がるか分からないのが面白い。体験者が増...
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