
2023年度に新潟県内のマツ民有林で確認された松くい虫による被害は1万6462立方メートルで、前年度の5266立方メートルの3・1倍に増えたことが、県のまとめで9月28日までに分かった。増加は3年連続。23年夏の高温や少雨で虫の行動が活発になったことなどが要因とみられる。
松くい虫被害は外来種の線虫「マツノザイセンチュウ」が昆虫の「マツノマダラカミキリ」に寄生し、マツに侵入することで発生する。侵入すると増殖し、マツは水を吸い上げられずに枯れる。
23年度の市町村別の被害量は、新発田市が前年度の3・7倍の8596立方メートル、胎内市が10・5倍の...
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