
自転車での日本縦断を目指し、力を合わせてペダルをこぐ阪野翔生さん(左)と父親の顕正さん=9月27日、上越市大潟区
2人乗り自転車で日本縦断に挑戦している、ダウン症の阪野翔生(しょうき)さん(37)と、父顕正(けんしょう)さん(67)=ともに徳島県阿南市=が9月27日、新潟県上越市に入った。2人は「自分たちの挑戦で障害のある人に希望を与えたい」と語り、鹿児島県を目指してペダルをこぎ続けている。
トライアスロンに長年取り組んできた顕正さんは、息子の体力づくりの一環で、翔生さんが16歳の時に競技を勧め、親子で楽しんできた。2023年、翔生さんの競技歴が20年になったのを機に、北海道最北端の宗谷岬から九州最南端の鹿児島県佐多岬までの計2600キロを走破する新たなチャレンジを発案。2024年9月6日に宗谷岬を出発...
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