尾を引く紫金山・アトラス彗星(渡辺信夫さん提供)
尾を引く紫金山・アトラス彗星(渡辺信夫さん提供)

 2023年に発見され、地球に接近している「紫金山・アトラス彗星(すいせい)」が、新潟県内でも撮影された。肉眼でも確認できるほど明るくなる彗星と期待されており、10月中旬に最も観察しやすくなるとみられる。

 撮影に成功したのは、長岡市の自営業渡辺信夫さん(62)。10月1日午前5時ごろ、市内の山で撮影した。3時ごろから待ち、東の空に見えた彗星を600ミリの望遠レンズで捉えた。接近を追い続けてきたという渡辺さんは「双眼鏡でも尾を引くかわいらしい様子が見えた。これからどう変化するかも楽しみだ」と話した。

 国立天文台によると、彗星は、太陽の位置との関係でいったん見えにくくなり、10月中旬に再度、日没ご...

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