
稲刈りをする棚田オーナーら=長岡市川口木沢
2004年10月23日の中越地震で大きな被害を受けた新潟県長岡市川口地域の木沢集落で、市の友好都市で東京都狛江市などに住む棚田オーナーが稲刈りをした。澄んだ空気を味わいながら、親子連れらが収穫の喜びを味わった。
木沢の棚田は中越地震で崩れる被害があった。集落は復旧した棚田を守っていこうと、2008年に住民らが「木沢棚田保全連絡協議会」を設立。棚田オーナー制度を始めた。
稲刈りは数日にわたって行い、9月22日は15人ほどの狛江市民らが参加。小雨が降る中、慎重に鎌で刈り取り「たくさん実っている」「黄金色に輝いている」などと歓声を上げ、2時間ほど汗を流した。
今年は天候に恵まれ、猛暑や水不足に悩ま...
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