
合併地域の商店街に設置された候補者の選挙ポスター掲示板。住民からは地元の活性化を望む声が上がる=10月2日、長岡市与板町与板
10月6日に投開票を迎える新潟県の長岡市長選では、中山間地から海岸部まで広い地域に目配せし、市全体を活性化する施策や実行力が求められる。平成の大合併で10市町村が加わり、現在の姿となってから14年余り。合併地域は人口減少や高齢化が顕著で、住民からは、多彩な観光資源や産業を生かした地域活性化、高齢になっても安心して暮らせる施策を望む声が上がる。
「祭りや行事がどんどん減ってきている」。小国地域の男性(82)=小国町千谷沢=は嘆く。商工会理事や観光協会のメンバーで、地域の活力低下に危機感を抱く。
人口減少が進む地域では、イベントを開く団体の...
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