新潟県内で2023年に新たに農業を始めた人は前年より25人増の290人となり、調査を始めた1989年以降で2番目に多かったことが10月4日までに、県のまとめで分かった。県が目標とする年間280人を2年ぶりに達成した。県は、雇用の受け皿となる農業法人が増えたことや、各地域で新規就農者の受け入れ体制づくりが進んでいることが要因とみている。

 調査は新規に農業に従事した15〜44歳(2016年以前は15〜42歳)が対象。23年の290人は、過去最多だった21年の297人に次ぐ水準だった。

 新規就農者を形態別に見ると、農業法人が前年比6人増の163人、親元が前年比6人増の105人、独立して経営する新規...

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