
TSB大使の市川和弥さん(右)、TSBドッグのルナ(下)と飼い主の新田賢仁さん(左)=新潟市中央区学校町通2
地元パン店と看板犬を詐欺被害防止の広告塔に-。新潟中央署が相次ぐ特殊詐欺被害に歯止めをかけようと、独自の秘策に打って出た。9月、地元パン店の店長と新潟中央地区少年警察ボランティア会長の愛犬を「TSB(徹底的に詐欺防止)大使」「TSBドッグ」としてそれぞれ任命。被害を身近に感じてもらうのが目的で、早速、街頭で啓発活動を行った。
TSB大使に就任したのは「パン工房ドリームハウス」(中央区夕栄町)の市川和弥店長(38)。県警本部や市内の病院などでパンを販売している。2024年から少年指導委員として古町の繁華街で、未成年の違法雇用や悪質な客引きがないかを見回るパトロールも行っている。
TSBドッグは...
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