法人向けの小売電気事業を展開するNSGグループの新電力新潟(新潟市中央区)は、中小企業の脱炭素への取り組みを推進するクラウドサービス「カーボンビジョン」の提供を始めた。二酸化炭素(CO2)の排出量を可視化し、削減施策の提案からコンサルティングまで一貫してサポートする。

 新電力新潟は、中小企業が脱炭素化に向けて無理なく取り組めるサービスが必要と考え、構想から約3年かけて開発した。

 クラウドサービスでは、ウェブサイト上でガソリンや電気の使用量、仕入れ量などの請求書情報を入力する。それにより工場や設備から排出したCO2量を示す「スコープ1」から、原材料の調達や輸送などのサプライチェーン(供給網)全...

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