
ニジマスを釣り上げる新井中央小の児童たち=妙高市杉野沢
新潟県妙高市の新井中央小学校5年生48人が、杉野沢の釣り堀で釣ったニジマスを自ら調理して、命をいただくことや食のありがたみについて学んだ。
児童たちは9月、苗名滝苑の釣り堀を訪れた。糸を垂らし、20〜25センチほどのニジマスを1人1匹ずつ釣り上げた。跳ねる魚に苦戦しながら針を外すと、木の棒で頭をたたいて気絶させた。はさみで腹を割いて内臓を丁寧に取り出した後、串刺しにして塩焼きにした。
参加した児童(10)は「なかなか気絶しなくて何度も木の棒で頭をたたくのが心苦しかった。これからは生き物の命に感謝しておいしく食べたい」と話した。
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