今代司酒造の酒蔵見学に参加するシンガポールと香港からの観光客=新潟市中央区
今代司酒造の酒蔵見学に参加するシンガポールと香港からの観光客=新潟市中央区
今代司酒造の酒蔵見学に参加するシンガポールと香港からの観光客=新潟市中央区

 日本の「伝統的酒造り」を無形文化遺産に登録するよう、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の評価機関が勧告したことが11月5日に分かり、日本酒の製造が盛んな新潟県内からも喜びの声が上がった。関係者は「酒造りへの関心が高まり、消費拡大につながってほしい」と期待する。

 新潟県は日本酒の酒蔵の数が日本一で、県酒造組合(新潟市中央区)には2023年末時点で90蔵が加盟する。

 酒造組合の大平俊治会長(67)=緑川酒造(魚沼市)社長=は「新酒が出回る時期にうれしい発表だ」と声を弾ませた。「日本で独自に発達したこうじ文化や日本酒が、見直される機会になるといい」と話した。

 組合によると、県産日本酒は物価高の影響な...

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