高病原性鳥インフルエンザの感染の確認された養鶏場で鶏の殺処分をする県職員ら=6日、胎内市(県提供)
高病原性鳥インフルエンザの感染の確認された養鶏場で鶏の殺処分をする県職員ら=6日、胎内市(県提供)

 新潟県は11月6日、胎内市の大規模養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザの疑いがある事例について、遺伝子検査で陽性が確定したと発表した。県は感染拡大を防ぐため、飼育している採卵鶏約35万羽の殺処分を始めた。県は同日、自衛隊に災害派遣を要請し、正午時点で2万2860羽を殺処分した。県内の養鶏場での感染確認は今季2例目。

 35万羽の殺処分は県内で過去3番目の規模となる。県職員や民間委託業者のほか、陸上自衛隊新発田駐屯地の隊員が加わり、24時間体制で進める。1日当たり、県職員らは延べ約700人、自衛隊は約180人が作業に当たる。埋却や消毒を含めた防疫措置の完了には10日程度かかる見通し。

 この日...

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