
提訴後、報告集会を開いたトンネルじん肺訴訟の原告や弁護団ら=11月14日、新潟市中央区
トンネル工事でじん肺を患ったのは安全配慮義務違反があったからだとして、新潟県の元作業員6人が11月14日、ゼネコン25社に1人当たり3300万円、計1億9800万円の損害賠償を求めて新潟地裁に提訴した。
「トンネルじん肺根絶」を掲げる全国訴訟の第8陣。全国の患者ら50人が総額16億4450万円の損害賠償を求め、14日に新潟や東京、札幌など6地裁に一斉提訴した。
新潟地裁に提訴したのは南魚沼、十日町両市に住む64〜85歳の男性計6人。県内外でトンネル工事に従事し、粉じんを吸い込むなどしてじん肺を患ったという。このほか、死亡した南魚沼市の男性患者1人の遺族が、追加提訴の準備を進めている。
提訴後...
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