原料の小麦・大豆は100％地産！新潟県弥彦村の農で醸した「伊彌彦醤油」誕生　風味まろやか、業務用ボトルも

　原料の小麦と大豆に新潟県弥彦村産を１００％使用した「伊彌彦醤油（いやひこしょうゆ）」が２０２４年秋に完成し、まろやかな風味に仕上がった。コメに代わる農産物として小麦と大豆の継続的な需要が確立できれば、農業経営の安定につながる。関係者は観光客向け料理への活用を働きかけ、誘客に役立ててもらいたい考えだ。

　小麦と大豆は、弥彦村の「第四生産組合」「サンファーム大戸」「アグリさくら」の三つの農事組合法人が、水田でのコメに代わる転換作物として生産。３法人によって設立された農産物卸売の株式会社「伊彌彦」を通じ、新潟県醤油協業組合（長岡市）にしょうゆを造ってもらった。

　第四生産組合の組合長で、伊彌彦の社長も...