
新潟県糸魚川市の米田徹市長は11月27日の定例会見で、糸魚川総合病院などを運営するJA県厚生連が経営危機に陥っていることに関連し、医療従事者の離職を防ぐための「医療人材確保対策事業」として1200万円を計上した2024年度一般会計補正予算案を12月定例会に提出すると明らかにした。
市は24年度当初予算にも医療人材確保対策事業として約1億4000万円を計上している。ただ、県厚生連は経営難を受け職員の賞与削減を計画。市によると、国や県の支援策が決まるまではもう少し時間がかかるため、市単独の緊急支援という位置付けで追加支援を行い、離職を食い止める狙い。
医師や看護師の人件費に充当されることも想定し...
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