
新潟市市街地
東京商工リサーチ新潟支店がまとめた10月の新潟県内企業倒産状況(負債額1千万円以上、任意整理含む)によると、倒産件数は前年同月比7件減の5件、負債総額は79・2%減の4億1600万円だった。20件だった前月から大幅に減った。小規模企業の倒産が目立ち、東京商工リサーチ新潟支店は金利上昇や物価高に触れ「収益環境は厳しさを増している。倒産動向を注視する必要がある」としている。
10月の倒産件数と負債総額は2024年に入り最も少なかった。産業別にみると、「建設業」「小売業」が各2件、「製造業」1件で、建設業の倒産は16カ月連続で発生した。原因別では5件とも「販売不振」だった。
負債総額別では、10億...
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