上越信用金庫(新潟県上越市)は、上越地域の7〜9月期の中小企業景気動向調査をまとめた。景況感を示す業況判断DIは、前期(4〜6月期)から5・8ポイント上がってマイナス16・9となり、2期連続で改善した。対象とする6業種のうち4業種で改善しており、上越信金は「地元企業の販路開拓などが順調なほか、能登半島地震の復旧関連工事が続いている」と見ている。次期(10〜12月)も改善傾向が続き、マイナス13・1と予想する。

 業況判断DIは、業況が前年同期と比べて「好転」と回答した企業の割合から「悪化」の割合を引いた数値。314社が回答した。

 最も改善したのは卸売業で、前期から18・6ポイント上がりマイナス...

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