柏崎総合医療センターへの支援などについて述べる桜井雅浩市長=12月4日、柏崎市役所
柏崎総合医療センターへの支援などについて述べる桜井雅浩市長=12月4日、柏崎市役所

 新潟県柏崎市の桜井雅浩市長は3選後初となった12月4日の定例記者会見で、3期目の市政運営の最重要政策として、柏崎総合医療センターの存続、柏崎の脱炭素エネルギーの供給拠点化、製造業の脱炭素化への支援を挙げ、「この3点は確固たる決意で臨みたい」と述べた。同センターの運営母体であるJA県厚生連に向けた県の財政支援については「来年の債務超過を防ぐことを考えると、10億円単位の補塡(ほてん)を考えてもらわないといけない」と求めた。

 柏崎総合医療センターを含め県内11病院を運営するJA県厚生連は、来年度にも運転資金が枯渇する危機的な状況にあり、コスト縮減を目指して経営改善計画の策定を進めている。桜井市長...

残り441文字(全文:741文字)