新潟県上越市、観光物産センターを「県けんこう財団」に無償譲渡へ　健診、ドック施設に改修予定

　新潟県上越市は、藤野新田にある旧上越観光物産センターの建物を一般財団法人「県けんこう財団」（新潟市中央区）に無償譲渡する方針を決めた。上越市によると、県けんこう財団は建物を改修して健康診断や人間ドックの受診施設を開設し、２０２６年１月に事業を始める予定。市は関連議案を１２月４日に開会した市議会１２月定例会に提案した。

　上越観光物産センターは１９９１年に開館した。鉄骨鉄筋２階建てで延べ床面積は約２４００平方メートル。１階に入居していた土産物店が移転し、老朽化で多額の改修費がかかるため２０２３年９月に廃止された。

　市は譲渡や貸し付けによる利活用を検討。民間事業者に事業計画や収支計画を提案してもら...