新潟県は12月16日までに、県内全30市町村の2023年度普通会計決算の概要を発表した。歳入歳出総額は3年ぶりに拡大し、過去3番目の規模となった。単年度の実質的な過不足額を示す「実質単年度収支」は原油高や物価高騰が影響し、6年ぶりの赤字。数値が高いほど自由に使えるお金が少ないことを表す「経常収支比率」は92・7%で、過去最悪だった22年度より0・2ポイント改善した。

 県内市町村の23年度決算は歳入総額が1兆3548億円(前年度比0・9%、116億円増)、歳出総額は1兆2929億円(前年度比0・5%、65億円増)で、過去最大だった20年度、次位の21年度に続き、過去3番目の規模だった。

 歳入総...

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