
新潟県は12月17日、五泉市村松乙の事業場から基準値を超える鉛や鉛化合物などを検出したと発表した。周辺に水道水源はないが、飲用井戸などがあるため、県は五泉市に対し、安全が確認されるまで地下水を飲まないように住民へ指導するよう要請した。健康被害は確認されていない。
県によると、この事業場を管理する事業者が9月にサンプルを採取した自主調査で検出され、17日、県に報告があった。
検出されたのは、土壌溶出量の基準値(1リットル当たり0・01ミリグラム)を上回る0・011〜0・033ミリグラムの鉛と鉛化合物など。土壌に含まれるガスの調査では、テトラクロロエチレンなども検出された。
県は周辺の地下水調査...
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