工作機械大手で、東証プライム上場のDMG森精機(東京)は12月17日、連結子会社で東証スタンダード上場の太陽工機(新潟県長岡市)の株式公開買い付け(TOB)を16日で終了し、株式の保有割合が92・84%になったと発表した。残りは今後、株式の強制買い取りで取得し、来年3月末をめどに完全子会社化する予定。

 太陽工機は工作機械の研削盤を製造する。DMG森精機はTOB前から太陽工機株を50・81%保有していた。

 TOB実施は11月1日に発表し、太陽工機も「海外での受注獲得に向けた連携が見込める」などとして賛同していた。親会社と子会社がともに上場する「親子上場」の解消も目的の一つだった。

 買い付け価格...

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