新潟県庁
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 新潟県は12月18日、県営7水力発電所の2025年度の売電先を決める一般競争入札を行い、ソフトバンク子会社のSBパワー(東京)が落札したと発表した。1キロワット時当たりの落札単価は前回入札(29・60円)のほぼ半額となる14・62円となった。前回はウクライナ危機などに伴い、電力需給の逼迫(ひっぱく)によるエネルギー価格の高騰が反映されたが、現在は一段落し、卸電力市場の取引価格が当時より下がっていることが落札価格に影響したとみられる。

 売電期間は25年4月〜26年3月末の1年間。この間の売電収入について県は約48億円と想定しており、23、24年度平均の約102億円(見込み額)と比べ、半分以下に...

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