
新潟県上越市は、能登半島地震の対応を検証した結果をまとめた。市民に対する情報発信が不足していたと分析し、広報を改善・強化すると説明。津波からの避難は「原則徒歩」を維持する一方、自力で避難が難しい避難行動要支援者は「車による避難も可」とすることを追加し、避難行動のルールの啓発に取り組む。市のホームページで検証結果を公開している。
能登半島地震では市内で震度5強を観測し、津波が陸をさかのぼった高さ「遡上(そじょう)高」が船見公園で5・9メートルを記録。車で避難する人たちが多かったため、幹線道路で渋滞が発生するなどの課題があったとして、市が検証作業をしてきた。
検証結果をまとめた冊子では、各家庭に...
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