県立図書館の託児室「こむすびルーム」の設営をする職員ら=新潟市中央区
県立図書館の託児室「こむすびルーム」の設営をする職員ら=新潟市中央区

 子育て中の親に読書や学習などの「ひとり時間」を提供しようと、新潟県立図書館(新潟市中央区)は2025年1月11日から週2日で無料の託児サービスを始める。生後6カ月以上の未就学児が対象で最大90分間、保育士が子どもを預かり、親は館内で自由に過ごすことができる。県立図書館は「育児中の息抜きなどに利用してほしい」としている。

 少子化が深刻となる中、県は2023年度から子育ての支援を強化している。24年度は「子育て世帯の外出応援」をテーマに施策を展開し、県立図書館の託児サービスはその一環。県によると、県内では新発田市と長岡市で同様の取り組みがあり、全国の県立図書館では先駆的だという。

 託児室は「こむ...

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