
体幹を鍛えるトレーニングをする五泉東小の児童ら=五泉市
「食べる」「話す」「呼吸する」といった口の機能が十分発達していない状態「口腔(こうくう)機能発達不全症」の子どもが近年、増えている。放置すると歯並びやかみ合わせなどに悪影響を与えることから、早期の治療が大切だ。正しい口腔機能を維持するためには、姿勢改善の重要性も指摘されており、県内の歯科医は「口の中と姿勢はつながっている。体の土台を整え、健康な口腔を維持してほしい」と呼びかける。
口腔機能発達不全症は18歳未満を対象にした病名で、2018年に保険適用された。強くかみしめられない、日常的に口が開いてしまう「口唇閉鎖不全」がある、口呼吸をしている-などの症状があった場合に診断される。適切な治療をしないと、睡眠呼吸障害で集中力が低下したり、アレルギー性疾患になりやすくなったりするなどの影響が出てくる。
「口唇閉鎖不全」は「お口ぽかん」とも呼ばれ、...
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