
市立上越地域医療センター病院
新潟県上越市の中川幹太市長は12月23日の定例記者会見で、経営環境の悪化で2024年度の改築着手を見送った市立上越地域医療センター病院について、26年度に着手する考えを示し「収支が改善しなかったとしても、改築に着手する」と述べた。
センター病院は物価や人件費の上昇などで24年度は1億8700万円の赤字を計上する見通し。市は24年度に改築着手した場合、償還が経営を圧迫し、病院の存続が危ぶまれるとする。
25年度末で閉院する新潟労災病院から一部の入院機能を引き継ぐため、市は26年度に収支が改善、27年度に黒字化すると見込む。
センター病院は老朽化しており、市長は「すぐにでも改築しないといけない状況。財政計画を見直してでも、(26年度には)改築に着手しなければいけない」との意向...
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