
小山作之助(上越市大潟区総合事務所提供)
新潟県上越市大潟区出身で唱歌「夏は来ぬ」で知られる作曲家小山作之助(1864〜1927年)の生誕160年を記念し、地元の市民有志が顕彰事業を展開している。市民向けの連続講座やパンフレット作成に取り組んでいるほか、2025年2月には記念イベントを開催する予定。郷土の偉人を区内外に広く知ってもらう狙いがある。
作之助は旧潟町村に生まれた。後に上京し、1883年に文部省音楽取調掛(とりしらべがかり)(現東京芸術大学音楽学部)に入学した。後に東京音楽学校初代校長となった伊沢修二に師事し首席で卒業。多数の唱歌を手がけ、代表曲「夏は来ぬ」は北陸新幹線の上越妙高駅の発車メロディーにも使われている。
高等師...
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