
生徒たちが学びの成果を披露した佐渡中等教育学校の能楽発表会=佐渡市梅津
佐渡中等教育学校(新潟県佐渡市梅津)で、能楽発表会が開かれた。開校以来の伝統で、17回目。1〜3年生80人余りが学びの成果を保護者ら約50人を前に披露した。
発表会は12月21日に実施。11月半ばから練習に取り組み、1年生は連吟「羽衣」「鶴亀」、2年生は舞囃子(ばやし)「胡蝶」、3年生は舞囃子「羽衣」を発表した。謡(うたい)の生徒たちは伸びやかな声を合わせ、4本の柱で囲んだ舞台ではシテ(主役)の生徒が華やかな装束に身を包み、優雅に舞った。
シテを務めた2年の前岨優羽(まえそばゆう)さんは「練習では失敗することが多かったが、人前で初めて成功した。堂々とやりきることができた」と満足げに振り返った...
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