
上越市社会福祉協議会がベトナム・ビンロン省の日本語学校と結んだ覚書の調印式=上越市木田新田1
新潟県上越市社会福祉協議会が介護現場の人手不足を解消するため、外国人の受け入れに力を入れている。留学生の雇用に関する覚書をベトナム・ビンロン省の日本語学校と締結。人材定着に向けた環境整備を進め、今後もアジア各国からの採用を強化したい考えだ。
県が2023年、ベトナムのビンロン、タインホア両省と人材交流の推進に向けた覚書を結んだことを受け、上越市社協は海外人材の採用に向け検討を始めた。市の高齢化率は24年11月30日現在で34・0%。45年には40・6%に上昇すると予測されている。介護人材のニーズが高まる中、約60カ所の施設を運営する市社協にとっては民間が参入しにくい中山間地で介護事業を続ける...
残り769文字(全文:1069文字)