
職員を前に年頭訓示をする滝澤依子本部長=1月7日、新潟県警本部
新潟県警の滝澤依子本部長は1月7日、新潟市中央区の県警本部で幹部職員約260人を前に年頭訓示を行った。「匿名・流動型犯罪グループ」(トクリュウ)が関わる強盗など市民の身の安全を脅かす犯罪に対し、しっかり対応していくよう呼びかけた。
滝澤本部長は、関東圏で相次ぐ強盗や、新潟県内でも発生した「闇バイト」による強盗未遂、増加する特殊詐欺などの各事件を挙げ、「トクリュウが関与する犯罪が県民に大きな不安を与えている」と指摘した。
新潟県内の交通事故死者のうち高齢者が7割超を占めていることやサイバー犯罪、単独でテロを計画し実行する「ローンオフェンダー」などへの対応も課題だと強調。「変化の流れを見据え、安...
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