
伝統のはしご登りを披露する上越市消防団板倉方面隊の団員=1月12日、上越市富岡のイオン上越店
新潟県上越市と上越市消防団は1月12日、2025年の消防出初め式を上越市内で行った。上越市富岡のイオン上越店では市消防団板倉方面隊の約30人が伝統のはしご登りを披露し、火の用心を呼びかけた。
はしご登りは新型コロナウイルス感染禍の影響や昨年の能登半島地震による中止が重なり実演は5年ぶり。人力で支えられた高さ約7メートルのはしごを団員が素早く駆け上がり、上部で逆立ちなどを披露した。明治時代からの受け継がれている技に、見物客から大きな拍手が送られた。
新潟県新発田市から家族で訪れた小学3年の児童(9)は「命綱がないのにはしごの上で逆立ちをしていてすごいと思った。安全で火事のない一年になってほしい...
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